博多ラーメンばりきや札幌駅前店「ばりきめん(もやし抜き)」

【博多ラーメンばりきや札幌駅前店の基本情報】

住 所 :北海道札幌市北区北6条西5丁目 札幌駅高架下
電 話 :011-219-1057
営業時間:
月~金 11:00~24:30 (L.O.24:20)
日・ 祝 11:00~22:00 (L.O.21:50)
定 休 日:なし

【博多ラーメンばりきやってどんなお店?】

一風堂の河原店主がプロデュースを手掛けたお店。
まだ札幌には博多ラーメン文化が根付いていない2000年に札幌市北区に本格的な博多ラーメンを提供するお店としてオープン。
現在は菊水本店とここ札幌駅北口店、そして一時閉店し最近再び暖簾を上げた狸小路店の3店がある。
なお狸小路店の1Fには系列店である「SAPPORO NOODLE 零」があるがこちらは博多ラーメンではなく札幌ラーメン系のお店である。

【博多ラーメンばりきやのスープ】

豚骨100%のスープは一昼夜炊きだした本格的なもの。
九州系の豚骨ラーメンとしてはややライトに仕上げているのは札幌の人の口に合うようにという配慮だと思う。
それでも適度な香りがあり、中毒性を感じるのには十分かもしれない。
写真のばりきめん(通称シロ)は豚骨スープオンリーで、スタンダードな味わいが楽しめる。
もう一つのにんきメニューばりこてめん(通称クロ)はニンニクを焦がした油のマー油が浮かび、独特の個性と癖になるおいしさがある。

【博多ラーメンばりきやの麺】

まさにThe博多麺と呼べる低加水の細ストレート麺。
注文時に茹で加減を選べるのも本格的。
粉落とし→ハリガネ→バリ硬→硬め→普通→柔め
と右に行くほど柔らかい食感になる。
この博多では定番の低加水の細ストレート麺は札幌ラーメンの黄色い縮れ麺しか食べたことの無い方には異質に感じるかも知れない。
初めての方は普通か硬めぐらいが良いかと思うが、慣れてくるともっと硬めの麺を食べたくなるかも。
ハマるとこの独特の食感や細さは病みつきになる可能性が高いと思う。

【博多ラーメンばりきやの具】

基本はチャーシュー・万能ねぎ・キクラゲ・もやし。
あくまで個人的な好みで、写真は「もやし抜き※」になっている。
やや大ぶりなチャーシューは柔らかく食べやすい。
キクラゲのコリコリした食感も楽しい。
見逃せないのが卓上トッピング。
紅ショウガ・辛し高菜・辛もやし・白ごまなどが置かれていて、自由にトッピングを楽しむことができる。
辛し高菜のいれすぎに注意。

(※ラードで炒めたもやしは大好きですが、茹でた水っぽいもやしはあまり好きじゃないのと、このスープの味わいをストレートに楽しむにはもやしがない方が楽しめるからというのが理由です。)

【博多ラーメンばりきやその他】

まだまだ札幌には博多ラーメンのお店は少ないが、その草分け的存在であり、博多ラーメンのおいしさを教えてくれたお店でもある。
麺のおかわりの「替え玉」は札幌ラーメンにはない文化。
少ない量を足りなければおかわりできるのはうれしい。
しかも細くて伸び易い麺ながら、茹でたての状態でまたいただけるのはとても理にかなっている。
札幌駅の近くにあって、終電後も営業しているありがたいお店。
JRの終電を逃した後にここでラーメンを食べてタクシーで帰ったことも幾度かある。