寺壱商店 「排骨(パイカ)ラーメン」

【寺壱商店の基本情報】

住 所 :北海道札幌市白石区北郷7条9-4-17
電 話 :011-872-7118
営業時間: 11:00~15:00 17:00~21:00
定 休 日:月曜日
オープン日:2018年4月15日

【寺壱商店ってどんなお店?】

手書きのテナントサインは風格があり、老舗感がたっぷり。
だが、実は今年の4月にオープンしたばかりの新店。
オープン当初は煮干し中華そばをメインメニューとして提供していたが、9月よりあんかけラーメン、あんかけ麺(汁なし)などがメインメニューとなった模様。
(今回いただいたのは排骨(パイク)ラーメン)
黄色時のテナントサインの中央に書かれた「あんかけ」の文字が目を引く。

【寺壱商店のスープ】

豚骨が主だろうか、軽く濁りはあるものの基本的には清湯系のスープ。
中華料理系のスープという感じで、ベースのスープそのものはあまり自己主張しない。
その分白菜から出た旨味や、排骨から溶け出す旨味と思われるものが効果的に生きている感じ。
あんかけなど他のメニューでも邪魔をしない下を支えてくれるスープという印象。
排骨麺は中華食材系の何かだろうか?独特の風味が感じられた。

【寺壱商店の麺】

小林製麺のストレート麺。
この手のストレート麺は白麺が多いが、麺帯は札幌麺の生地を使用しているのか黄色いのが特徴となっている。
パツンとした食感ともっちりした食感の両方を併せ持ち、中々面白い食感。
旨味もあって中々おいしい麺だと思う。
このスープにはとても相性が良いが、あんかけタイプだとちょっと弱いかも知れない。
あんかけ麺やあんかけラーメンは未食のため不明だが、そちらは通常の札幌縮れ麺と伺ったのでそちらも食べてみたいところ。

【寺壱商店の具】

メンマとネギに白菜。
そしてメインの具材の「排骨(パイカ)」が中央に鎮座している。
白菜の甘みが具としてだけじゃなくスープに甘みを加える良い働きをしている。
「排骨」の事をパイコーやパーコー、あるいはパイクーと読ませるお店はあるが、パイクという呼び名は初めてだ。
中国語でスペアリブ(豚の骨付き肉)を表す言葉とのことで、発音を仮名文字にする際に色々と呼び方が派生したものと思われる。
そのトロトロの「排骨(パイカ)」はボリュームも満点で、肉の旨味もしっかり残っていておいしい。

【寺壱商店その他】

オープン直後の煮干し中華そばが美味しかったと知人に聞いたので、それを食べることができなかったのは残念だが、「排骨(パイカ)ラーメン」はおいしかった。
知人からの情報によるとあんかけラーメンも美味しかったということで、そちらも気になる。
当初のメニューから大幅な変更があったことや、それに伴ってテントを変更したことなど「思い切った戦略」をとっている事。
あまりの思い切りの良さに逆にちょっと不安もないわけではないが、味は悪くないので固定ファンが増えてほしいところ。